えひめ住販×松尾設計室 対談企画 家づくり対談

第1回家づくりにおいて大切なこと

松尾先生の”夏涼しく、冬暖かい住宅を安いトータルコストで実現する”という考え方について、えひめ住販の家づくりとリンクさせ、対談を通して掘下げていきます。

えひめ住販×松尾設計室 対談

株式会社松尾設計室 松尾和也先生とえひめ住販 滝口貴士社長
滝口

みなさんこんにちは。
今回は、兵庫県明石市から松尾設計室の代表取締役である松尾和也先生にお越しいただいて、家づくりのポイントを教えていただきます。
これからの家づくりを考えられている方々へ役立つ情報をお届けできたらと思います。 先生、よろしくお願いします。

松尾

はい、よろしくお願いします。

えひめ住販が松尾先生と出会ったきっかけは?

滝口

以前から松尾先生のことは業界紙のコラムでよく拝見していたんですが、直接のきっかけとなったのは去年の講演会です。
たまたま時間があったので参加させていただいたのですが、松尾先生が話される内容に私は衝撃を受け、「自分がやっていることには少し間違いがあるかもしれない」と感じたのです。

公演では入り口の部分までしか説明されていなかったのですが、最後の方に「工務店でもどこでも、教えに行きますよ」とおっしゃったのを聞いて、Facebookを介してメッセージを送らせていただきました。
そしたらすぐに「いつ会いますか」というふうに言っていただいて。それがスタートですね。

えひめ住販という会社は、最初どういう印象だった?

松尾

社長の若さと勢いと、「いい家を作りたい」っていう熱意がすごくて、教えがいがあるなっていう印象でした。
あと、ZEHに対してすごく熱心に考えられていますね。”ZEHマン”っていうキャラクターを演じるくらい(笑)

ただ、色々なところで情報を掴んで、一生懸命自分なりに頑張られているんだなとは思うんですけど、まだ体系的には勉強ができていなかったので、「もっとこうした方がいいな」と思うことが色々あったっていうのも事実です。
それでも、そこらへんの一般的な工務店の水準よりはずっと上にはあったと思いますね。

えひめ住販の家づくりの考え方とは?

滝口

もともと不動産販売もさせてもらってて、中古物件をお預かりすることもあったんですけど…住宅を知れば知るほど、中古物件は預かりにくくなっちゃったというか(笑)

皆さん家を建てた時は「多分いい家を建ててくれているだろう」って思われるんですけど、実際に時間が経って床下とか小屋裏を見てみたら「ええ!」ってなる状態なんですよね。しかも、もうその家を建てた会社も無くなっていると。
そういう状況に困っているお客様を見てきて、やっぱり初期投資をかけてちゃんといい家を作っておくことで、長い間資産価値が落ちない、みんなが幸せになれる家が作れるんだなと思いました。

皆さんは「当たり前に暖かくて涼しくて、地震にも強い家を建ててくれている」と思われるかも知れないですけど、実際の業界の常識は違います。でも、今のことだけを考えるんではなくて、将来的にずっと暮らせるっていうのが、お客様の本当のニーズだと私は思っているので。
将来「先代がすごくいい家を作ってくれたから、リフォームするにも安心だ」と言ってもらえるような家を、私は愛媛で普及していきたいと考えています。

イメージ:対談

松尾先生が考える”家づくりにおいて大切なこと”とは?

松尾

色々あるんですけど、一言で言えって言われたら、“夏涼しく・冬暖かい住宅を、安いトータルコストで実現する”ということかなと思いますね。

滝口

その考えに至った理由というのは?

松尾

それも色々あるんですけど、一番最初のきっかけは高校1年生の時に父が購入した新築住宅です。
それまではボロボロの県営住宅に住んでいたんですが、高級な住宅メーカーで新しく建ててもらって、見た目はものすごく綺麗になったんです。それなのに、前まで住んでいた県営住宅に比べて全然暑いし、全然寒かったんですよね。
その時、高校生1年生ながらに「これって、贅沢で豊かな暮らしって言えるのかな」と疑問に感じました。これが最初のきっかけですね。
そこから大学では建築学科の熱環境工学を専攻して、高断熱住宅についての研究を始めました。
そこからもう25年近く経ちます。

滝口

すごいですよね。
私も建築の大学を出てるんですけど、デザインとか意匠の専攻は多くても、そっちの方(熱環境工学)専攻のゼミ行こうっていう学生は少なかったです。

松尾

熱環境を掘り下げられるかっていうのは、それぞれの建築学科にもよるかとは思いますけどね。
私は九州大学の建築学科を卒業してるんですが、意匠系、構造系、耐久系、温熱環境、光・音環境など、合わせて9つの研究室があったんですよね。だから、建築学科の中でもかなり大所帯な方で、ちゃんと熱環境の研究室っていうのがあったんです。
でも、そこまで専攻が細分化されている大学ってそこまで無いと思うので、大学によってはそういうことを教えられる先生がそもそもいないっていうこともあるかもしれないですね。

イメージ:対談

性能を重視する家づくりの広がりは?

松尾

大手住宅メーカーの中でも、性能で考えて1位、2位くらいまではかなり高断熱でやっていますね。でも、3位以下ってなるとまだまだかなと思います。
工務店に関してはピンキリで、私たちの仲間みたいな超高性能な家を建てているところもあれば、逆にスカスカな家を建てているようなところもあります。

ただ、やっぱりここ5年くらいで、住宅メーカー・工務店ともに「高断熱でなくてはいけない」みたいな風潮はかなり増してきたように思いますね。

滝口

お客様の意識も変わってきているんでしょうか。

松尾

そうですね、ここ5年くらいでその傾向が強まってきているような気がします。

滝口

どのような背景がそのような変化を生んでいるのでしょう?

松尾

先ほどあげた性能で1位や2位あたりに上がってくる住宅メーカーの営業マンが、全国で超高性能の重要性をお施主様向けにガンガン営業しているのは背景としてあると思います。
また、窓メーカーで言ったらYKK APさんが高性能窓で一番売っているんですけど、彼らは住宅メーカー向けに高断熱の重要性を営業しているんですよね。
多分、そのあたりの会社の影響っていうのはとんでもなく大きいと思います。

第2回は”夏涼しく・冬暖かい住宅”について

滝口

先生、ありがとうございました。
次回は、先生がおっしゃっていた“夏涼しく・冬暖かい住宅”についてより深く伺っていきます。

全4回

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