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2023.06.18 えひめ住販の家家づくりのヒント省エネ豆知識

住宅太陽光発電システムの役割と将来性:仮想発電所(VPP)の解説

目次:

はじめに

住宅太陽光発電システムの役割

3.1 エネルギー自給と節約

3.2 CO2排出量の削減

3.3 電力需要のピークカット

仮想発電所(VPP)の概要

VPPの役割とメリット

5.1 電力需要と供給のバランス

5.2 エネルギーマネジメントの最適化

5.3 電力市場への参入機会

住宅太陽光発電システムとVPPの連携

6.1 ローカルエネルギーコミュニティ(LEC)との関係

6.2 バッテリーストレージとの統合

住宅太陽光発電システムとVPPの将来性

7.1 可視化と制御技術の進化

7.2 分散型エネルギーシステムの普及促進

7.3 持続可能なエネルギー社会への貢献

まとめ

 

はじめに:

太陽光発電は、持続可能なエネルギーの供給に重要な役割を果たしています。特に、住宅に太陽光発電システムを設置することで、エネルギー自給やCO2排出量の削減などのメリットが得られます。さらに、最近では仮想発電所(VPP)と呼ばれるシステムが注目を集めており、住宅太陽光発電システムとの連携が進んでいます。本記事では、住宅太陽光発電システムとVPPの役割や将来性について解説します。

 

住宅太陽光発電システムについて

住宅太陽光発電システムとは、屋根や敷地内に太陽光パネルを設置し、太陽からの光を電気に変換するシステムのことです。太陽光発電システムは、太陽エネルギーを活用して電力を自家消費できるため、エネルギー自給や節約に貢献します。

 

住宅太陽光発電システムの役割について

3.1 エネルギー自給と節約:

住宅太陽光発電システムは、太陽から得られる電力を自家消費することで、電力料金の削減やエネルギー自給自足、エネルギーの地消地産が可能となります。

 

3.2 CO2排出量の削減:

住宅太陽光発電システムは、再生可能な太陽エネルギーを利用するため、化石燃料による発電に比べてCO2排出量を削減できます。このため、地球温暖化や環境負荷の軽減に貢献します。

 

3.3 電力需要のピークカット:

住宅太陽光発電システムは、昼間に発電能力が高まるため、電力需要のピークカットにも寄与します。昼間の太陽光発電の余剰電力は、VPPなどのシステムを通じて他の需要家に供給され、需要と供給のバランスを取ることができます。ピークカットは、住宅太陽光発電システムが電力需要のピーク時に余剰な電力を供給することによって、電力需要を削減する方法です。

 

通常、電力需要は昼間の一定の時間帯にピークを迎えます。このピーク時には、需要が非常に高くなり、電力会社は追加の発電設備を稼働させて需要を賄います。しかし、住宅太陽光発電システムが設置された場合、太陽光パネルは昼間に最大の発電能力を持ちます。

 

住宅太陽光発電システムは、昼間に太陽からの光を利用して電力を発電します。このとき、家庭での電力需要が少ない場合、余剰な電力が発生します。この余剰な電力は、仮想発電所(VPP)などのシステムを介して他の需要家に供給されます。

 

その結果、ピーク時には、住宅太陽光発電システムから供給される余剰な電力が他の需要家に供給されることによって、需要のピークをカットすることができます。これにより、電力会社は追加の発電設備を稼働させる必要が減り、エネルギーの効率的な利用が促進されます。

 

住宅太陽光発電システムのピークカットは、エネルギー効率の向上と電力需要の安定化に貢献します。また、電力需要のピークカットによって、電力供給の安定性や持続可能性も向上し、エネルギーシステム全体の効率化に寄与します。

 

仮想発電所(VPP)の概要:

仮想発電所(VPP)は、分散した発電資源やエネルギーストレージを統合管理し、一つの仮想的な発電所として運用するシステムです。VPPは、複数の住宅太陽光発電システムや風力発電、バッテリーストレージなどのエネルギー資源を統合し、需要家や電力市場に電力を提供します。

 

VPPの役割とメリット:

5.1 電力需要と供給のバランス:

VPPは、分散した発電資源の運用調整を通じて、電力需要と供給のバランスを維持します。住宅太陽光発電システムからの余剰電力や他のエネルギー資源の供給により、需要家の電力需要を安定的に賄うことができます。

 

5.2 エネルギーマネジメントの最適化:

VPPは、エネルギー資源の効率的な運用管理を可能にします。需要家の電力需要予測やエネルギー負荷の最適化に基づいて、エネルギーの供給や蓄積を調整することができます。

 

5.3 電力市場への参入機会:

VPPは、電力市場への参入機会を提供します。需要家から発電された余剰電力を販売することで、収益を得ることができます。また、需要家自身が電力市場での参加を通じて収益を得ることも可能です。

 

住宅太陽光発電システムとVPPの連携:

6.1 ローカルエネルギーコミュニティ(LEC)との関係:

住宅太陽光発電システムとVPPは、ローカルエネルギーコミュニティ(LEC)と連携することで相乗効果を発揮します。LECは、近隣の住宅やビルなどのエネルギープロシューマーが相互にエネルギーを共有し合う仕組みであり、VPPを活用してエネルギーの流通やシェアリングが行われます。

6.2 バッテリーストレージとの統合:

住宅太陽光発電システムとVPPは、バッテリーストレージとの統合により、エネルギーの蓄積と効率的な利用を実現します。バッテリーストレージは、太陽光発電の余剰電力を蓄え、需要が高まった時に供給することで、電力の安定供給を実現します。

 

住宅太陽光発電システムとVPPの将来性:

7.1 可視化と制御技術の進化:

住宅太陽光発電システムとVPPは、可視化技術や制御技術の進化により、より効率的に運用されることが期待されます。エネルギーの生産・消費情報のリアルタイムモニタリングや遠隔制御により、効率的なエネルギーマネジメントが可能となります。

7.2 分散型エネルギーシステムの普及促進:

住宅太陽光発電システムとVPPの連携は、分散型エネルギーシステムの普及促進に貢献します。より多くの住宅が太陽光発電システムを導入し、VPPに参加することで、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた一歩となります。

 

7.3 持続可能なエネルギー社会への貢献:

住宅太陽光発電システムとVPPの連携は、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた重要な役割を果たします。再生可能エネルギーの活用やエネルギーの効率的な利用により、地球環境への負荷を軽減し、エネルギーの持続可能性を高めることができます。

 

まとめ:

住宅太陽光発電システムとVPPは、エネルギー自給やCO2排出削減、電力需要のピークカットなどの役割を果たします。また、VPPの導入により、電力需要と供給のバランスを維持し、エネルギーマネジメントを最適化することができます。将来的には、可視化技術や制御技術の進化、分散型エネルギーシステムの普及促進により、より持続可能なエネルギー社会への貢献が期待されます。

えひめ住販では上記の内容を理解し、お客様の将来の暮らしを見据えた家づくりを提案できる愛媛県で唯一の住宅会社として、地域の皆様にもお役に立てることが私共の使命です。

投稿者プロフィール

滝口 貴士
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