COLUMN 家づくりコラム

2024.07.28 家づくりのヒント

地震で倒れる家の特徴とは?倒壊を防ぐ安全対策とは?

地震大国である日本では、いつ大地震が起きてもおかしくありません。

そんな中、自分の家が地震で倒壊する危険性があるのかどうか、気になる方も多いのではないでしょうか。

実は、家が地震で倒れやすいかどうかは、建築時期や構造によって大きく異なります。

この記事では、耐震基準の解説を通じて、地震で倒れる家の特徴と見分け方、そして壊れにくい家づくりのポイントについて解説します。

 

地震で倒れる家とは?

 

1:耐震基準から見る倒壊リスク

 

家が地震で倒壊するかどうかを判断する重要な指標が、「耐震基準」です。

耐震基準とは、建物が大地震に耐えられるよう設けられた技術的な要求事項のこと。

建物の設計、使用材料、建築方法などに関するガイドラインを定めています。

この耐震基準は、科学の進歩や過去の地震の教訓を基に、時代とともに進化してきました。

 

2:新旧の耐震基準の違い

 

日本の耐震基準は、1981年を境に大きく変化しています。

1981年以前の「旧耐震基準」では、震度5程度までの地震に耐えられる構造とされていました。

 

一方、1981年以降の「新耐震基準」では、震度6強から7程度の大地震でも倒壊しない構造が求められるようになったのです。

近年は震度6や7クラスの地震も珍しくありません。

新耐震基準なら、阪神大震災クラスの地震でも家が倒壊するリスクは低いと言えるでしょう。

 

3:建築年数でリスクをチェック

 

自宅が新耐震基準で建てられているかどうかは、建築年数を確認すれば分かります。

1981年6月以降に建築確認申請された建物なら、新耐震基準を満たしているはずです。

 

逆に、1981年5月以前の建物は旧耐震基準の可能性が高く、倒壊リスクにも注意が必要です。

古い家なら、建築時期を調べることが地震対策の第一歩と言えるでしょう。

 

 

地震で倒壊する家の特徴と安全対策

 

1:古い建物ほど倒壊リスクが高い

 

地震で倒壊しやすい家の特徴として、まず挙げられるのが「古い建物」です。

前述の通り、1981年以前の旧耐震基準の建物は、震度6以上の地震で倒壊する危険性が高くなります。

築年数が経過するほど、建材の劣化や構造的な弱点が生じやすいのも要因の一つです。

古い家に住んでいる方は、建築時期を確認し、必要に応じて耐震診断を検討しましょう。

 

2:シロアリ被害のある家は要注意

 

木造住宅の大敵と言えば、シロアリ被害。

シロアリに食べられた柱や梁は、構造材としての強度が大幅に低下してしまいます。

地震の揺れに耐えきれず、倒壊につながるケースも少なくありません。

普段からシロアリ被害の有無をチェックし、早期発見・早期駆除を心がけることが大切です。

 

3:構造バランスの悪い家は倒れやすい

 

家の倒壊リスクを高める要因として、構造のバランスの悪さも見逃せません。

例えば、1階が店舗や駐車場で、壁が少ない、店舗内が見えるように窓が多い建物は倒壊しやすい傾向にあります。

また、急な斜面に建てられた家や、平面プランが複雑な家も、バランスを崩しやすいのです。

家を建てる際は、シンプルな矩形プランを選ぶのが無難だと言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

地震で家が倒壊するリスクは、建築時期や耐震基準によって大きく左右されます。

特に1981年以前の旧耐震基準の建物は、大地震で倒壊する危険性が高いと言えるでしょう。

 

一方、古い建物でも適切な耐震補強を施せば、倒壊のリスクを大幅に下げられます。

家の築年数や構造的な特徴をチェックし、必要なら専門家に相談して、しっかりとした地震対策を講じておくことが肝心です。

地震列島に暮らす私たちにとって、家の耐震性を高めることは、家族の命を守る上で欠かせません。

我が家の地震対策、あなたも一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

当社は、「夏涼しく冬暖かい住宅を安いトータルコストで経済的に実現する」をモットーに、家づくりを行っております。

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滝口貴士
滝口貴士
「えひめ住販」は、家族の未来と幸せを第一に考える家づくりを追求しています。私たちのコンセプトは「高機能・高性能」。愛媛県で唯一、資産価値が維持される家づくりと建物価値の保証を実現しています。私たちのサポートは家を建てた後も終わりません。アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社の仲間と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
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