COLUMN 家づくりコラム

2024.07.24 家づくりのヒント

耐震と免震と制震の違いとは?安全な住まい選びのための重要知識

地震大国である日本では、建物の耐震性能が重要視されています。

家を建てる際や住まいを購入する際に、耐震・免震・制震という言葉を目にする機会が増えてきました。

これらの技術は、地震の揺れから建物を守るための方法ですが、それぞれ特徴が異なります。

本記事では、耐震・免震・制震の特徴と違いを解説し、それぞれの技術が適している建物や状況についてご紹介します。

 

耐震と免震と制震の特徴の違い

 

耐震、免震、制震は、地震の揺れから建物を守るための3つの主要な技術です。

それぞれの特徴と違いを理解することで、自分の住まいに最適な技術を選択できます。

 

1:耐震構造-建物自体を強化する

 

耐震構造は、建物の骨組みを強化することで地震の揺れに耐えられるようにする技術です。

柱や梁を太くしたり、壁に筋交いを入れたりすることで、建物全体の強度を高めます。

耐震構造は、最も一般的な地震対策であり、戸建て住宅やマンションなど、幅広い建物で採用されています。

 

2:免震構造-建物と地盤を切り離す

 

免震構造は、建物と地盤の間に特殊な装置を設置し、地震の揺れが直接建物に伝わらないようにする技術です。

免震装置には、ゴム状のアイソレーターや、揺れを吸収するダンパーなどが使用されます。

免震構造を採用した建物は、大地震の際にも揺れが抑えられ、倒壊のリスクが低減されます。

 

3:制震構造-建物内で揺れを吸収する

 

制震構造は、建物内部に設置された制震装置によって、地震の揺れを吸収する技術です。

制震装置には、ダンパーや重りなどが使用され、地震エネルギーを熱に変換して放出します。

高層ビルやタワーマンションなど、高さのある建物に適しており、上階での揺れの増幅を抑制できます。

これらの技術は、地震の揺れに対して異なるアプローチを取っていますが、いずれも建物の安全性を高めることを目的としています。

建物の用途や立地、予算などを考慮して、最適な技術を選択することが重要です。

 

 

耐震と免震と制震の適用メリットとデメリット

 

耐震、免震、制震のそれぞれの技術には、メリットとデメリットがあります。

建物の種類や立地、予算などを考慮して、最適な技術を選択する必要があります。

 

1:耐震構造のメリットとデメリット

 

メリット:

・最も一般的な技術であり、コストが比較的低い

・戸建て住宅やマンションなど、幅広い建物に適用可能

・既存の建物にも耐震補強工事で対応可能

 

デメリット:

・建物自体が揺れるため、家具の転倒などの被害が発生する可能性がある

・大地震が繰り返し発生した場合、建物が倒壊するリスクがある

 

2:免震構造のメリットとデメリット

 

メリット:

・大地震の際にも建物の揺れが抑えられ、倒壊のリスクが低い

・家具の転倒などの被害も軽減される

・建物内での安全性が高い

 

デメリット:

・初期コストが高い

・定期的なメンテナンスが必要

・敷地面積が大きく必要

 

3:制震構造のメリットとデメリット

 

メリット:

・高層ビルやタワーマンションなど、高さのある建物に適している

・上階での揺れの増幅を抑制できる

・免震構造と比べて、初期コストが低い

 

デメリット:

・耐震構造と比べて、コストが高い

・制震装置のメンテナンスが必要

・大地震の際には、建物が揺れることを前提としている

 

建物の種類や立地、予算などを総合的に判断し、最適な技術を選択することが重要です。

新築の場合は、建物の用途や規模に応じて、耐震、免震、制震の中から適切な技術を選択しましょう。

既存の建物の場合は、耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強工事を検討することをおすすめします。

 

 

まとめ

 

耐震、免震、制震は、地震の揺れから建物を守るための3つの主要な技術です。

耐震構造は建物自体を強化し、免震構造は建物と地盤を切り離すことで揺れを抑制し、制震構造は建物内で揺れを吸収します。

それぞれの技術には、メリットとデメリットがあるため、建物の種類や立地、予算などを考慮して、最適な技術を選択することが重要です。

地震大国である日本では、これらの技術を適切に活用し、安全で安心な住まいを確保することが求められています。

 

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投稿者プロフィール

滝口貴士
滝口貴士
「えひめ住販」は、家族の未来と幸せを第一に考える家づくりを追求しています。私たちのコンセプトは「高機能・高性能」。愛媛県で唯一、資産価値が維持される家づくりと建物価値の保証を実現しています。私たちのサポートは家を建てた後も終わりません。アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社の仲間と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
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