COLUMN 家づくりコラム

2023.05.28 えひめ住販の家家づくりのヒント

二世帯住宅の魅力と課題:設計の視点から

設計士の視点で今回は、
二世帯住宅のメリットとデメリットについて、
具体的な設計提案の事例とともにご紹介したいと思います。

メリット

二世帯住宅には様々なメリットがあります。
まず一つ目は、経済的な利点です。
同じ敷地内で2世帯が生活すれば、
住宅ローンや光熱費、
その他の維持費を分担することができます。

二つ目は、家族の絆を深める機会が多いこと。
共同生活を通じて、
親子や兄弟間の絆を深めることができます。
特に高齢の親御さんの介護を必要とする場合、
同じ建物内に住んでいれば面倒見やすいです。

設計の視点では、二世帯住宅では
各家族のプライバシーを保つと同時に
共有スペースを設けることで、
独立性と連携性を両立することができます。

例えば、あるお客様の家では、
各家族が独立した生活空間を持ちつつも、
中庭を介して視線を交換することができる設計にしました。
それぞれの生活が見え隠れすることで、
家族間の絆を深めつつ、
プライバシーを確保しています。

デメリット

しかし、二世帯住宅にはデメリットもあります。

一つ目は、プライバシーの問題です。
生活空間が近いため、お互いの生活音が気になったり、
予期しない衝突が起きやすいです。

二つ目は、設計や改築に手間がかかること。
二世帯住宅は一般的な一戸建てよりも複雑な設計を必要とします。
各世帯のニーズを満たしつつ、
共有スペースの管理も考慮しなければならないためです。

さらに、一世帯が住宅から出て行くときのことも考える必要があります。
その時、その空間をどう活用するか、再設計するかが問題となります。

これらのデメリットを克服するための設計提案としては、
例えば、音を気にするため、遮音の材料を使用し、
各部屋の間には適切な遮音空間を設けました。
また、将来の生活スタイルの変化を想定して、
フレキシブルな間取りにしました。
これにより、必要に応じて部屋の数や用途を変更することが可能です。

二世帯住宅は、そのメリットとデメリットを理解し、
設計段階でしっかりと考慮することが重要です。
その上で、家族全員が快適に暮らせる空間を設計することが、
私たち設計士の使命です。

投稿者プロフィール

滝口 貴士
「えひめ住販」は、家族の未来と幸せを第一に考える家づくりを追求しています。私たちのコンセプトは「高機能・高性能」。愛媛県で唯一、資産価値が維持される家づくりと建物価値の保証を実現しています。
私たちのサポートは家を建てた後も終わりません。アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社の仲間と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
私たちの家づくりの強み、『えひめ住販の5つのお約束』をご紹介します:
耐震等級3の許容応力度計算を取得
太陽光発電6kW以上の搭載
パッシブ設計を採用
認定長期優良住宅の取得
UA値0.46以下、C値1.0以下の住宅の実現
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