COLUMN 家づくりコラム

2020.06.05 豆知識

【太陽光発電を搭載していない家は 実は損をしている!?①】太陽光発電のことを知ろう!

えひめ住販ではお客様に、10kWほどの太陽光パネルの搭載をすすめています。

なぜなら、売電によって搭載した分の元はしっかり取れるし、愛媛という恵まれたエリアでなら、より太陽光の恩恵を受けることができると思うから。
「太陽光発電は、皆さんの生活を豊かにするために間違いなく必要な設備である」というのが、私たちの考え方なのです。

また、毎月支払っている電気料金ですが、実は毎年3%以上高くなっているというデータもあります。
これからも高くなっていくであろう電気料金の対策のひとつとしても、今回お話しする太陽光発電は活躍するはずです。

今月の記事では、2012年に愛媛で初めて”太陽光発電を10kW搭載したモデルハウス”をオープンしたえひめ住販が、太陽光発電に関するアレコレをご紹介いたします。

太陽光パネルは地上設置型や倉庫につけるものなど、タイプもさまざまですが、ここでは基本的に家のものに限っての話として考えてくださいね。

4回分のシリーズ記事として更新しますので、どうぞお楽しみに!

太陽光発電について知ってほしい!

そもそも太陽光発電とは、太陽光パネルの”シリコン”部分に太陽光が当たることで電気が発生する現象を利用した、環境にやさしい発電方法です。

自分の家で発電した電気を使用し、蓄電池などを設置すれば、電気を買わない暮らしをすることも可能です。
いわば、「自分たちだけのクリーンな発電所」を持てるというわけですね。

しかも、使わずに余った電気は電力会社に売電して、収入にすることも可能です。

これを読んだだけでも、無いよりあるほうが良いということが、お分りいただけるのではないでしょうか。

しかし、偏った太陽光発電への意見を聞いて「太陽光パネルは高いし壊れやすい。つけても良いことはない!」と思い込んでいたり、そもそも詳しく知ろうとする前に諦めてしまっていたりする方がいることも事実。

太陽光パネルを搭載しない理由がある方に無理強いをするつもりはありませんが、「あまり理解できていないんだけど、知る機会もなかなか無くて…」という方には、まず太陽光パネルについて知ってもらって、そこから悩んでいただきたいのです。

ぜひ、えひめ住販の記事で、太陽光発電への知識を蓄えていってください。

太陽光発電の設置費用は?

太陽光パネルを設置するための費用は、以前に比べるとかなり下がってきています。
1kWあたりのパネルに40万円ほどかかっていたものが、今であればだいたい19万円以下の費用で設置することができます。

計算上は、1kWあたり25万円以下で買うことができれば、10年以内に確実に元を取ることができます。

総額で考えてみても、昔であれば、太陽光発電を10kw搭載するのに400万円ほどかかっていたものが、今は200万円以下で設置することが可能ということになりますので、搭載へのハードルはどんどん下がってきていると言えるのではないでしょうか。

電気の買取価格は?

2020年の段階で、電力会社は1kwあたり約21円で電気を買い取っています。
買取価格も設置費用と同様、以前に比べて下がっていて、8年前(2012年)には約42円で買取がされていました。

なぜこのように買取価格が下がっているのかというと、太陽光設備の費用が徐々に安くなってきているためです。
太陽光パネルやパワーコンディショナーの大量生産などの技術的進歩がそのような形で現れているだけですので、「太陽光発電の価値が下がってきている」という意味ではありません。

太陽光パネルはどれくらい保つ?

すぐ壊れてしまうというイメージを持たれがちな太陽光パネルですが、一般的に30年以上は保つと言われています。

強化ガラスで覆われているのである程度頑丈ですし、塩害にも強いように作られています。
その確認のために「塩水につけてパネルがどれくらい保つのか」という実験を行なっているくらいですので、海が近いところに住む予定の皆さんでも問題なく使用できますね。

パネルのふちの部分はアルミでできているため、どうしてもサビついたりはしますが、すぐ壊れてしまうということは決して無いのでご安心ください。

しかし、長い年月をかけて徐々に発電力が落ちてきたり、交換が必要になってきたりはします。
そうなったら、パネルやその他必要なものの取り替えをする、という流れになりますが、パネルメーカーによる25年の長期出力保証もあるので、その点はぜひご確認ください。

太陽光発電を搭載するメリット

クリーンな発電ができる太陽光発電ですが、搭載することで日々の暮らしにどのようなメリットがあるのでしょうか。
既出のものもありますが、以下にまとめてみました。

”売電”ができる

何はともあれ、まずは売電があげられます。

どれくらいの金額になるのかは、実際に見ていただくのが良いかと思います。
えひめ住販ではオーナー様から売電結果をご報告いただいて、えひめ電力というサイトで公開しておりますので、ぜひ見てみてください。

下のバナーからページに飛ぶことができます。

えひめ電力

初期投資に不安を覚える方が多いかもしれませんが、売電収入を含めてローンを考えてみると、あなたが想像するほど高い支払いにはならないはず。

どんな計算になるのか、自分たちに払える金額なのか、などなど。気になる方はお気軽にご相談ください。

蓄電池で”蓄電”ができる

太陽光パネルが作ったエネルギーを蓄えていってくれるのが「蓄電池」です。
実際に設置した様子が以下になります。

昼間の太陽でたっぷりと発電し、それを蓄電池に溜めることで、夜の電気としても使用することができます。

また、災害時でも溜めた電気は使用することができるため、急な停電が起きても安心。
えひめ住販で家を建てたオーナー様には「もし停電になったら、ご近所さんにもぜひ電気を使わせてあげてくださいね」と言ったりするくらいです。
そんなふうに電気を使うことができるのも、太陽光発電の魅力のひとつかもしれませんね。

地震のリスクが大きい愛媛県だからこそ、実際に発生した時の暮らしを考えた家づくりをしていきましょう。

遮熱効果がある

屋根の上は、直射日光が当たり続ける場所なので、とても劣悪な環境…。
お天気の日が続くと、触ったら火傷してしまうくらいの熱さにまでなってしまいます。

その結果、2階部分の温度まで高くなり、長時間エアコンをつけなくてはいけないような環境になってしまうのです。

しかし、屋根に太陽光パネルを設置していると、屋根が直接的に熱くなるのを防ぐことができます。
さらに、パネルと屋根の間にある隙間から空気が抜けていくため、あたたまった空気が室内に入りこむのを防ぐことにも繋がります。

室内の温度が高くなることを防げる上に、エネルギーを作ってくれるなんて、まさに一石二鳥ですね。
えひめ住販ができれば10kWの搭載をオススメする理由は、屋根一面を覆う事が可能だからです。

熱はパネルだろうと多少は通り抜けるため、侵入を100%防げるわけではないですが、パネルがあるのとないのとでは大違いなのです。

太陽光発電を搭載するための大前提

「あ、太陽光発電いいかもしれない。家を建てる時に検討しようかな」と思われたそこのあなたに知っておいていただきたいことがあります。

それは、「どんな家でも太陽光発電を搭載できるわけではない」ということ。
家によっては、太陽光パネルを乗せることで危ない状態になってしまったり、せっかくの太陽光発電を活かすことができなかったりする場合もあるのです。

そうならないためにも、家が満たすべき”大前提”についてぜひ覚えておいてください。

構造計算を行なっている

構造計算を必ず行うこと。まずはこれが一番の大前提です。

太陽光パネル1枚の重さは約20kg。
それが屋根の上にたくさん乗ると考えると、屋根に軽車両レベルの重量がかかるということになります。

もしそれだけの太陽光パネルをのせた家が、構造計算もせず、耐震性の検討もしないで、さらに地震まで起きようものなら…。
お察しの通り、取り返しのつかないことになってしまいます。
(なお、パネル枚数が多いから計算する、少なかったら構造計算しなくて大丈夫、というわけではありません)

そのため、もし太陽光パネルの搭載を考えるのであれば、そのことを前提とした構造計算(原則:許容応力度計算)をして、太陽光や屋根の荷重を含めて、耐震性を高めておくことが必要なのです。

断熱性能が高い

ZEHって?でも書きましたが、あなたが家に30年以上住むつもりなのであれば、断熱性能は無視することはできません。
断熱性能を高めておくことで、住みやすい家になるのはもちろんのこと、ヒートショックの危険性を下げることにも繋がります。

これを太陽光発電という観点から考えると、断熱性能を高めておかないと、冷房や暖房をガンガン使わなければならない家になってしまい、せっかくの太陽光発電の恩恵を受けにくくなってしまうのです。

太陽光発電は余った電気を売電することができるのに、結局家でたくさんの電気を使用するなんて、非効率的ですよね。
太陽光発電の強みを活かすためにも、断熱性能は高めておきましょう。

気密性が高い

こちらも断熱性能と同様の理由です。
数値上断熱性能が良くても、隙間がたくさんあるのでは意味がありません。

大工や職人達が丁寧に手間隙かけて隙間を埋めていくことで、断熱や換気システムの性能を担保してくれます。
暮らしを豊かにするためにも、気密性能もしっかり高め、隙間のない家にしておきましょう。

ですから、太陽光発電に費用をまわすのは、気密と断熱がきっちりできたあととお考えください。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は太陽光発電にかかる費用やメリット、搭載する場合の大前提についてでした。

そもそも太陽光発電とは、太陽光を利用した環境に優しい発電方法です。
設置したその瞬間から発電をすることができますし、蓄電池があれば停電時や災害時でも電気を使用することができます。
余った電気は1kwあたり約21円で買取してもらえるので、家のローン返済にも良い影響を与えてくれるでしょう。

また、太陽光発電のメリットとしては、「”売電”ができる」「蓄電池で”蓄電”ができる」「遮熱効果がある」こと。
太陽光発電を搭載する上での家が満たすべき大前提としては、「構造計算を行なっている」「断熱性能が高い」「気密性が高い」ことをあげました。

太陽光発電は愛媛県での暮らしを支えてくれる非常に頼もしいシステムです。
今まで太陽光発電について深く考えたことがなかったという方は、太陽光発電がどういうものなのか、どのようなメリットや大前提があるのかについて理解した上で、太陽光発電について改めて検討をしてみてください。

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