【太陽光発電を搭載していない家は 実は損をしている!?②】太陽光発電で愛媛の風土を活かせ!

  • 家づくりコラム
【太陽光発電を搭載していない家は 実は損をしている!?②】太陽光発電で愛媛の風土を活かせ!

今月の記事は、”太陽光発電”シリーズ!
2012年に愛媛で初めて”太陽光発電を10kW搭載したモデルハウス”をオープンしたえひめ住販が、太陽光発電に関するアレコレを4回に分けてご紹介しております。

先週の記事では、そもそも太陽光発電とはどういったものなのか、どれくらいの費用がかかるのか、どんなメリットがあるのか、搭載する上で家が満たしておくべき大前提とは何か、について取り上げました。

「以前よりも太陽光発電に興味がわいた!」という方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
もしそうであれば幸いです。

さて、今週の記事では、愛媛県という”エリア”に関するアレコレを、太陽光発電という観点からお話していきます。
「太陽光発電とエリアって関係あるの?」と思われている方や、愛媛県での太陽光発電を悩まれている方は特に必見ですので、ぜひご覧ください。

太陽光発電に”エリア”は関係ある?

日本の中でも、気象状況は様々です。
年中晴れているところもあれば、くもりや雨が多いところもあります。また、冬には必ず雪が積もってしまって、外に出ることさえままならないようなところもあるでしょう。

では、ここで質問です。
皆さんは、太陽光発電の発電量は、エリア(県や市、町など)を問わず同じになると思いますか?
少し考えてみてください。

この問い、答えはNOです。

なぜかというと、先述したように、エリアによって年間の”日照時間”や”天候”が全く異なるから。
太陽光発電というだけあって、太陽光がどれだけ得られるかはとても重要なポイントになりますので、そこの差でどうしても発電量が変わってきてしまうのです。

「そんなこと考えたこともない」という方は、少しびっくりされたかもしれませんね。

しかし、愛媛県で家を建てる予定の方は、太陽光発電に関してはご安心ください。
なぜなら、愛媛県のほとんどは太陽光発電が活躍する環境が整っている、太陽光発電向きの恵まれたエリアだからです。

以下、愛媛県のどのようなところが恵まれているのかについてご紹介していきます。

愛媛県はどんなところが恵まれている?

晴れの日が多い

愛媛県の天候における魅力のひとつが”晴れの日が多いこと”!
年間を通して温暖で雨も少ない、瀬戸内海式気候のエリアなのです。

気象庁ホームページが公開しているデータ(2020年6月3日まで)によると、松山市の前30日間合計日照時間は「210.8時間」。
他のエリアの日照時間を見てみると、前30日間合計が200時間を切っているところも多く、愛媛県の晴れの割合の高さが見て取れるかと思います。

たくさん晴れるということは、”たくさんの太陽光を太陽光パネルに当てられる”ということですので、必然的に発電量も多くなります。
今までお話ししてきたような太陽光発電の恩恵が、より受けやすくなるということですね。

一方で、日本には365日のうち、ほとんどがくもりというエリアもあります。
そういったエリアでの太陽光発電は、やはり少し厳しくなってしまうかもしれません。

みかんが美味しく育てられるだけでなく、暮らしにおいてそんなメリットがあるなんて…。
太陽光発電のプロから見ても、愛媛県はとても良い条件がそろったエリアだなと感じます。

台風の被害が比較的少ない

毎年、エリアによっては猛威をふるう台風。
台風が直撃すると、それによって太陽光パネルが破損してしまう可能性もゼロではありません。

こういった台風被害については火災保険で保証してもらえるのですが(これについては次回お話します)、そういった被害には極力合わずに済むのが一番ですよね。

愛媛県は比較的、台風の被害が少ないことも特徴のひとつ。
石鎚山系に守られるため、南予以外のエリアは台風による風や雨の被害がかなり抑えられているのです。
もちろん油断は禁物ですが、非常に台風の被害が大きいエリアと比べると、少し心の負担が軽く済むかもしれません。

しかし、さらに油断ならない今後の台風

余談ですが、温暖化などの影響で、これからの台風の姿は少しずつ変化していくと言われています。
どういう変化をするのかというと、「数が減る代わりに巨大化し、しかも必ず日本にやってくる」のです。

今まであまり大きな被害を受けたことがないという方でも、今後はさらに油断できません。
日頃からの対策と、家づくりをもしされるのであれば、そういったことまで加味した丈夫な家づくりを行なっていきましょう。

雪がほとんど降らない

愛媛県は、あまり雪が降らないエリアがほとんど。
そもそも温暖な気候であるということもありますが、それに加えて地球の温暖化が進んできているため、余計雪が降らないエリアとなっています。

「別に雪が積もったとしても、降ろしたらそんなに変わらないんじゃ?」と思いそうですが、実は雪というのはかなり厄介な存在なのです。
その理由を以下にまとめてみました。

太陽光パネルに日差しが当たらない

これは想像に難くないかと思いますが、雪が積もるとパネルが覆われるため、日差しが当たらなくなってしまいます。

すぐに溶けて無くなるようなパウダースノーならいいですが、水分を含んだ雪がたくさん降るとなると、溶ける間も無くどんどん上に積もります。そうなると太陽光パネルでは発電をすることができません。

つまり、冬の間は太陽光パネルに活躍の場はほとんどないのです。

1年のうちで3ヵ月間太陽光発電ができないというのは、少しもったいない気がしますよね。

太陽光発電になかなかお金を回せない

雪が多く降るエリアは、雪が降って積もることを前提とした家づくりをしなければなりません。
なぜならそれが暮らしのみならず、命にも関わることだからです。

雪国では、積もる時だと1〜2mほども屋根に雪が積もります。雪は積もっている途中で氷になり、それを繰り返すことで徐々に重みを増していきます。
冬の間それが続くわけですから、屋根からの重みにしっかり耐えられる家にしておかないと、大変なことになってしまいますよね。

つまり、家づくりの際には「その重みが屋根に乗ることを想定した丈夫な家づくり」に予算が使われ、太陽光発電に当てられるお金がなかなか残らないのです。

そう考えると、雪のあまり降らない愛媛県がどれだけ太陽光発電を搭載しやすいか、よりわかっていただけるのではないでしょうか。

愛媛県でも発電量が少し落ち込むエリアがある

実は、愛媛県全域で発電量が揃っているかというと、そういうわけではありません。
愛媛県の中でも、発電量が少しだけ落ち込んでしまうエリアがあるのです。

それは、大洲市や内子町など、内陸の盆地に位置するエリア。
なぜかというと、有名な自然現象である”肱川あらし”が発生するからです。

肱川あらしとは、冬の晴れた日の朝、盆地で発生した霧が肱川を下っていく現象のこと。
幻想的な光景を見せてくれる素晴らしい現象ですが、これが太陽光発電においては多少の弊害となる場合があります。

というのも、盆地で発生した霧は住宅街をも飲み込み、霧で太陽の光を遮ってしまいます。それによって「天気予報では晴れだったのに、なぜかくもっている」という不思議な状況に。
そうなると、せっかく晴れているのに太陽光がパネルまで届かず、全ての太陽光を発電に活かすことができなくなってしまうのです。

ちなみにどれくらいの霧かというと、朝方に内子町のあたりを車で通っていると、ほとんど前が見えなくなってしまうほど。
視界が遮られるほどの霧が発生するなんて、自然現象って不思議ですよね。

そんな肱川あらしの影響で、盆地での発電量は他の市に比べて、1割程度少なくなります。

とはいえ、心配はいりません!

自然現象による多少の弊害はあれど、太陽光発電において愛媛県が優れた環境であることは事実。

影響がある時間帯は朝方だけですし、暮らしを支える発電をしてくれることに変わりはありませんので、多少の落ち込みは心配いりません。
ぜひ、太陽光発電の搭載についてはそのつもりでご検討ください。

また、もしこういったエリアと太陽光発電に関する疑問や不安などございましたら、お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、太陽光発電における愛媛県の恵まれているところについてと、愛媛県の中でも発電量が落ちがちな盆地のお話をさせていただきました。

愛媛県が恵まれていると思うポイントは主に3つ。「晴れの日が多い」「台風の被害が比較的少ない」「雪がほとんど降らない」ことがあげられました。
日照時間の短いエリアや雪国と比較すると、太陽光発電がとても活躍してくれますし、お金もそちらに回しやすいという点で、非常に太陽光発電に向いているエリアであると思います。

また、愛媛県の中でも内陸の盆地については、1割ほど発電量が落ちることもご紹介しました。
とても幻想的な肱川あらしが太陽光発電に与える影響のこと、ご存知ない方も多かったかもしれませんね。
とはいえ、太陽光発電に対してネガティブになるほどの影響ではありませんので、その点はご安心ください。

愛媛県で太陽光発電を搭載することは、必ずあなたの暮らしを豊かにしてくれると、えひめ住販は考えております。
せっかく愛媛県で家づくりをするのであれば、太陽光発電のことも前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

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