1.「耐震等級3」:最初の重要なチェックポイントは「耐震等級3」です。これは住宅が大地震に耐えられる能力を示す指標で、特に日本のような地震多発国では無視できません。大手メーカーの8割はこの等級を満たしていますが、中小企業では8割以上が満たしていません。さらに詳しく知るためには、構造計算の方法(壁量計算(簡易計算)、許容応力度計算、型式認定)についても確認してください。特に、平屋や二階建て住宅では「許容応力度計算」を実施しているか確認することが重要です。
2.「UA値0.46以下」:次に、断熱性能の指標であるUA値を確認します。これは良い断熱材を厚く使えば使うほど小さくなる値で、0.46以下であれば適切な断熱性能を持っていると言えます。断熱性が良いと、冬は暖かく、夏は涼しい快適な生活が送れます。住宅会社が施工してきた家の平均UA値を即答できない場合は、その会社が断熱性に関する理解が不足している可能性があります。
3.「C値1以下 & 結露しない窓」:最後に、住宅の気密性を示すC値と窓の結露対策に注意が必要です。C値は1以下であれば、空気の流れが適切で、換気システムや冷暖房効率が良いということを示します。また、適切な湿度を保つために冬場は加湿が必要ですが、それが結露を引き起こしてしまうと窓が劣化する可能性があります。この問題を防ぐためには、サッシを樹脂または木製の窓枠を選ぶと良いでしょう。
これらの3つの指標を押さえつつ、自分の理想とする住宅を見つけるためのリストを作成してみましょう。あなたの理想の家探しをサポートするために、私たちは常に最新の情報と役立つ知識を提供し続けます。上記の3つは最低条件であることを付け加えておきます。
えひめ住販 滝口貴士