①夏の日射遮蔽完全対策
暖房や断熱対策を行うことで冬の寒さから身を守るのは比較的簡単なタスクですが、逆に夏の日射熱を適切に遮断することは、快適な住宅生活にとって重要な課題です。日差しの力は非常に強く、冬は暖房の代わりになりますが、夏は逆に過度の暑さをもたらします。特に南面(真南から振れ角が20度以内の場合)の窓は、高さ10に対して3程度以上の庇がついているか、あるいは外付けの日射遮蔽装置(アウターシェード)がついていることが重要です。東西北面の窓は、遮熱Low-Eガラスを使用し、窓の面積はできるだけ小さくすることが望ましいです。
しかし、ここで注意しなければならないのが、一部の業者からの誤った営業トークです。「遮熱Low-Eガラスを使っているから大丈夫」と言われても、窓の面積が大きければ大量の日射が入り、それに対応するために冷房を強くする必要が出てきます。これは快適性、健康面、冷房費の観点から見ても最悪の状況です。住宅の日射遮蔽対策は単純なものではありません。自分の住宅がこれらの対策を満たしているかどうか、必ず確認しましょう。
②鉄骨または鉄筋コンクリート構造と断熱対策
戸建て住宅の構造は木造が一番多く、次いで鉄骨造があります。一方、集合住宅やマンションでは鉄筋コンクリート造が多いです。しかし、鉄は木材に比べて熱を480倍も通しやすいため、鉄骨や鉄筋コンクリート造の住宅は断熱対策が非常に重要です。このため、鉄骨や鉄筋コンクリート造の住宅を選ぶ場合、外張り断熱が適切に行われていることを確認する必要があります。
大手住宅メーカーの中には、適切な断熱対策を行わない業者もいます。一部では、2cmに満たない断熱材を使用しているにもかかわらず、「外断熱対策済み」のように営業活動を行っているケースもあります。しかし、これらの断熱対策は十分ではありません。適切な断熱材の厚さは最低でも5cm以上でなければならず、その下は熱損失を補償することはできません。したがって、適切な外断熱が行われているか確認することが重要です。
③プラン作成の資格要件
住宅設計のプロセスは非常に複雑であり、専門的な知識と技術を必要とします。そのため、法律では一定の規模以上の住宅設計には、一級建築士または二級建築士の資格が求められています。しかしこの法律が形骸化している現状があり、資格を持たない者が設計を行っているケースが存在します。
これらの不適格者が行う「間取り」や「プランニング」は、平面図や立面図の設計に大きな問題をもたらす可能性があります。これは、医師や弁護士の業界で無資格者が仕事を行うことが許されないのと同様です。適切な住宅設計を行うためには、プラン作成者が二級建築士以上の資格を持っていることを確認することが重要です。
これらの3つの視点を念頭に置くことで、暑さ対策、断熱対策、そして資格者による設計の重要性について理解することができます。これらの観点から住宅設計を見直すことで、より快適で効率的な生活空間を確保することができます。次に住宅を選ぶ際は、これらのポイントを忘れずに、自分の理想とする生活空間に近づけるように設計を進めてください。
これらの3つの要素を考慮した住宅設計を行うことで、エネルギー効率の高い、快適な住環境を作ることができます。この内容を体感できるのが、えひめ住販の居相モデルハウスになります。モデルハウスをお願いします。居相モデルハウスを見学する←今すぐクリック
えひめ住販 滝口貴士